人生最大のセレモニー「ガベン」は華やかで賑やかなお祭り!

人生最大のセレモニー「ガベン」は華やかで賑やかなお祭り!

BY ミーモ · 2017年2月17日


先日、ウブド在住の友達から「月曜日にウブド王族のガベンがあるよ」と聞き、行くことに。ガベンとはバリヒンドゥー教のお葬式のことです。お葬式を観に行くなんて、不謹慎に思われるかもしれませんね(笑)。日本のお葬式といえば、喪服でしんみり、葬儀も厳粛に行なわれるというのが普通ですが、バリのお葬式は、輪廻転生を信じるバリの人々にとって、いってみれば次の人生への晴れの門出なので、しんみりとはほど遠く、まるでお祭り。バリヒンドゥー教の人たちがこの世に生を受けてからあの世に行くまでの中で最も大きいセレモニーといわれ、下世話な話ですがガベンにかかる費用もハンパないと言われているほど(個人で行なうと費用がかかるので、一般には、ガベン・マサルという村での合同葬儀を行なうことで費用を軽減しています)。

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調査依頼その㉙ バリのお葬式、見たことありますか?
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特にウブド王家のガベンは、バリ島の中でも最もド派手で大きいことでよく知られています。あ、ちなみに王族などの身分の高い方のお葬式は、ガベンではなく、正式にはプレボンというらしいです。でも、ここではわかりやすく、ガベンで(笑)。

実家であるプリ アグン(プリサレンのすぐ近く)からダラム プリ寺院(死者のお寺)までの葬儀パレードは、お昼の12時からスタートというスケジュール。
私はちょっと早めにプリアグンの近くのバレに到着。既に準備が整っています。

↓こちらがルンブーと呼ばれる火葬棺です。ご遺体はこの牛の胴体に入れて、火葬されます。

↓バデと呼ばれる多重塔は、実家のプリ アグンからダラム プリ寺院へご遺体を運ぶのに使われます。

↓亡くなられたのは、ネリー・スカワティさんという女性です。たくさんの花輪(?)がプリ(王家の家)の前に飾られていました。

↓こちらが亡くなられたネリーさんが嫁いだ王家のおうちです。関係者でなくても入ってもいいそうです。

↓式の余興である踊り、ワヤン・ウォンがプリの中で演じられています。観光客などの一般人が入れるのはこのエリアまで。さすがにこの奥は関係者のみでした。

↓それにしても、なんだかやけに欧米人が多い気がします。みんな、ちゃんとサルン(腰布)も巻いていますね。

↓この写真の方が亡くなられたネリーさんです。
なんとオランダ出身の方でした。。。。
オランダ人で、ウブド王家に嫁がれたということですね。
そのためかはわかりませんが、参列される欧米人が多いような気がします。

12時近くになり、人がだんだん動き出しました。
↓おそろいのクバヤ(女性の民族衣装)を着てスタンバイしている女性。

↓こちらの女性チームは、お供え物をダラム プリ寺院まで運んでいきます。

↓ご遺体をバデに乗せるのは、チカラがいるので男性の役目です。バデに無事納めたら出発の用意完了!

私は一足先にダラム プリ寺院に向かいました。プリアグンからダラム プリ寺院のあるツブサヤ通りまでは、大体900メートルくらいです。

↓まずはさきほどご遺体をバデに乗せるために使った階段(?)の移動です。
ダラム プリ寺院でご遺体を降ろすのに使用するので、先に待機します。

ルンブーが運ばれてきました!御神輿のように竹を組んだものを台にして、たくさんの男性たちによって担がれます。ルンブーの上に人が乗っていますが、この人はネリーさんの子孫にあたる人です。子孫に案内されて、あの世へ無事に旅立つ、、、ということですね。

↓最後はバデです! 遠くから見ても大きい!! 高さは35~40メートルくらいでしょうか?高い上に幅もあります。幅は道路いっぱいの幅なので、もちろん駐車禁止。引っかかりそうな電線は予め下に降ろしてあります。太い電線が何本も歩道に横たわっていました。実は一台、路駐の車があったのですが、ルンブーが通った時に、車の右側が担ぐ竹に当たってかなりボコボコに。更に大きいバデが通る前に持ち主が来て、大慌てで移動させていました。お気の毒さま。。。

↓ダラム プリ寺院のある道の三叉路です。あと一息!男性たち、かなりいきり立っています(笑)。こういう雰囲気大好き♪ 格好いいですよね!

↓無事にダラム プリ寺院に到着。

↓ご遺体を降ろして、ルンブーに移動させます。

↓ルンブーもスタンバイOKです。この場所で火葬されます。

↓ガムラン隊の男性チーム。儀式の間中、ずっと賑やかです。

↓お供え物。これはほんの一部。

↓ちょっとフラフラと周りを見渡していたら、なんとバデに上っている観光客がいっぱい!上っていいとは知らなかったです〜。

で、私も上ってみることに(笑)。結構高くて、ややビビリ気味(苦笑)。でも上から見渡す景色はなかなかでした!
↓こちらがその景色です。

↓高僧がルンブーの上で火葬に入る前の儀式を行なっています。上からだとその様子もよくわかります!

↓いよいよ火葬です。ルンブーの足に鉄板を設置します。おそらくご遺体が落ちないように、、、ですよね。

↓点火しました。

↓あっという間に燃え広がります。煙がすごい!消防車が出動して、火がルンブーを支えている台にいかないように、台の部分に放水していました。

私が参加したのはここまで。12時からパレードがスタートして火葬が始まったのが15時頃でした。よく歩いたのと暑さで私は既にヘトヘトでしたが、儀式はこれで終わりではなく、この後、遺灰を集めて川に流すなど、儀式は夜中まで続くのです。
バリの人たちの儀式に対するエネルギーは、本当にスゴいと思います。このパワフルなお葬式、機会がありましたら、ぜひ参加してみてください。バリの世界観を肌で感じることができますよ。



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