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ニュピ体験記。ヴァイスロイで過ごす、火と光のニュピ時間。

ニュピ体験記。ヴァイスロイで過ごす、火と光のニュピ時間。

BY hisss · 2017年5月8日


バリ島には1年に1度、バリの暦で新年にあたる “ニュピ” という日があり、この日はバリヒンドゥー教徒が断食と瞑想に専念する精神修行の日、となります。
ニュピの1日は、外出禁止、電気や火の使用禁止、娯楽など静粛を妨げる行為を行わないこと、飛行機の離発着も禁止となります。なので、ホテルに滞在している場合はホテル内で過ごすことになります。とはいえ、ホテル内ではニュピの夜に照明が落とされる位で特に制限されることもなく何の不自由も感じることはありません。バリは柔軟、誰でも受け入れてくれる島なのです。
車も走らない、排気ガスも騒音も渋滞もない、澄んだ静寂な空気と暗闇に包まれる特別な日。
今回はニュピをウブドで過ごしてみたくて、そしてずっと泊まってみたかったホテル、ヴァイスロイのニュッピパッケージを体験したのでご紹介します。


内容は、
1日目 3/27 (月)ホテルにチェックイン。
●夕方からオゴオゴツアーに参加。ランチ、ディナーが含まれます。
2日目 3/28 (火)ニュピの日。外出禁止なので1日ホテル内で過ごします。
●朝食、ランチ、カクテルタイム、ディナーが含まれます。
3日目 3/29 (水)ホテルをチェックアウト。
チェックアウト後もホテルで過ごすことが可能です。
そして、滞在中1回のスパも含まれているホテルライフを満喫するパッケージ。

…とロビーに入るその前に…

ロビー入口の外、この左側で、バトゥール山とアグン山が並んで見えた!迫力がある!雲があると見えないので見れたらラッキーです。ちょっと感動したのでチェックしてみて下さいね。

「ウブドのオゴオゴは凄いね。」
  
バリの人が言うように、ウブドはバリの芸術、芸能の中心地。生きてるみたいな表情豊かな悪魔の化身を村のあちこちで見ることが出来ます。バリの人の血だけに流れる感性、そして手先が器用なんだな…。

今年のヴァイスロイのオゴオゴツアーは2種類。
1つはホテルのあるウブド・ナギ村のファイヤーのオゴオゴ。
そしてもう1つはウブドの街中、中心地で見るオゴオゴツアーです。

今回私は、ホテルがあるナギ村のオゴオゴを見に行ってみることに。
18:30頃始まるらしい、という情報だったので18:00頃ヴァイスロイからバギーにのって数分で到着。道中バギーから見えた田んぼの水面は夕焼け空の色を映し輝きそれはそれは美しい田園風景の1日の終わりでした。

到着して、バギーのスタッフに何時に迎えに来て欲しいかを伝え、村の集会場へと近づいて行ってみると既に村の人たち、観光客も見に来ていて賑わっていました。

小さな女の子たちは、年に1度のオゴオゴをバックに記念撮影中。集会場の前には、既にひきちぎられたココナッツの殻が山積みされています。
 

今年のナギ村の村人お手製オゴオゴ。

どんどん辺りは暗くなり18:30頃ガムランの演奏がはじまり、男子たちがオゴオゴを担ぎ、村を練り歩いて悪霊を追い払います。女子は火をかざし歩きます。

と同時に、ココナッツの殻に火がつけられました。

オゴオゴを担ぐグループとは別に、集会場に残った男子は火のついたココナッツを投げ合ったり、火の中に入っていきます。それは悪魔を追い払う勇気を示すもので、自分自身が悪霊に打ち勝った後に幸福へと導かれる、という意味があるそうです。

目の前に燃え盛る火、煙も高く舞い上がり、私は火の粉が怖くてあまり近づけず…少し離れたところから見学。

小さな村のオゴオゴは、まるで自分もナギ村の一員になったかのような感覚で見ることが出来ます。オゴオゴに参加しているような一体感、近距離でオゴオゴ時間を体験することが出来ました。

オゴオゴ見学の後はホテルに戻りディナーです。

(ウブドの街中のオゴオゴコースは街のレストランにてディナーです。)
ヴァイスロイはカスケードはバリでも有数のレストラン。とんがり三角の藁葺屋根の高さは10メートルもあるのです。
王家の渓谷と呼ばれるウブドのプタヌ渓谷を望むレストランは昼間は森の絶景、夜は真っ暗闇…だから?蛍が見えたのです!

ニュッピパッケージメニューから好きなものをオーダーします。1日目はアジア風を中心に楽しみました。
お食事の前のパン。とてもフレッシュなバターは4種類。プレーンなソルト味の他にトリュフ、コーン、ガーリックバター味…とやめておけば良いのに美味しくてついつい止まらない…。

カラマリ。イカのフライ、レモンとタルタルソースで頂きます。スイートサワーポーク。柔らか豚肉の甘酢風。
 

チキンカレー。アジア風ココナッツミルクとスパイスの癖になる絶妙な味わい!和牛ビーフバーガー。こちらは宿泊者限定メニューです。ビーフもパンもふわふわ柔らかくてこれ、感動。バリで一番美味しいかも…オーストラリア産の和牛を使ったパテとオリジナルのソースが絶品。
 

また昼の森のバーも素敵ですが、夜の雰囲気も抜群…の素敵なカウンター席。

厳選したアルコールやカクテル。160種類を超えるワイン・コレクションやワインセラーの徹底した貯蔵管理も、ゲストに提供するグラス一杯のワインにこだわるため。

村々はオゴオゴで悪魔を追い払った後も続く年明け前の賑わい?…日付が変わるころからいよいよニュピがはじまります。

ニュピの朝が来た。
水の音で目を覚まし雨?かと思ったら、渓谷を流れる滝の音…そして右手の深い谷には朝靄、

左手の対岸の緑のヤシの木々の間からは輝く太陽が昇っている!

なんでもっと早く起きなかったんだろう…

眩しいほどの快晴。

宿泊したのはデラックステラスヴィラ。全14棟あるデラックステラスヴィラは3段に分かれていて、

このマップ一番右のデラックステラスヴィラ#15からの視界はプタヌ渓谷だけ。前のヴィラの屋根も何も見えない森への最前列です。

それでは、朝のカスケードレストランへ。

森のマイナスイオンを一杯に吸い込みながら~絶景、贅沢、朝食時間。

ヴァイスロイでは朝食はビュッフェではありません。アラカルトのメニューからお好きなものをお好きなだけ…出来立ての料理を味わって頂くため、ナシゴレンだって1人分、ピカピカのお皿で持って来てくれるのです。

朝食って旅の楽しみのひとつですよね。
メニューには、フレンチトースト、ワッフル、パンケーキ、クレープ、などなどの女子が好きなもの、全部試したくなります。で…全部試したけど(笑)フレンチトーストが最高です。

で特筆したいのがこのホイップクリーム、世界一美味しい。軽くてフワフワきめ細かくてこれだけで頂きたい程!

その他にも朝食の人気メニュー、パンケーキ チョコレートソースまたはレッドベリーソースを選びます。
クレープはクラシックまたはカラメルストロベリー&バナナ入ったフルーツクレープから選びます。
 

サーモンスクランブル。ハッシュポテトとベーコンをつけてもらいました。
バリ風オーランデイソースのバリニーズエッグベネディクト。
 

ワッフルにミーゴレン。
 
どれも出来立てのヴァイスロイの愛情たっぷりの朝ごはんなのです。

2日目は是非体が喜ぶおかゆやお味噌汁をどうぞ。このお味噌汁を侮るなかれ!(笑)
 
ホテルの中をゆっくり歩きながらヴィラへ帰ってみることに。色んな景色に出会いながら小さな村を散策気分。

スパの入り口。

時間が止まったような静けさ。ウブドの空模様と一つになる茅葺屋根。

朝食の後はホテルでの1日を満喫。何をしよう。

何もしなくていい1日。

好きに過ごす1日。

プールでぼーーーっと森を見つめてみる。。
虫の声など聴いてみる。。
まるで森の上に浮いているように設計されたバレでの夢時間。

空を見上げてみて!

部屋でマッサージもしてしまうのです。。

スパは、バリニーズマッサージ、フットリフレクソロジー、ヘアークリームバス、フェイシャルから選択することが出来ます。バリニーズマッサージとフットリフレクソロジーでしたらヴィラで受けることが可能です。

部屋に置いてあった本。バリの写真集をパラパラとめくり…

テレビのリモコン片手にうとうと…

エアコンいらずの天然ウブドの風、心地よし。

夢みたい?

夢じゃない…。

ランチはヴィラで頂きました。アスパラガスと焼いたなす、カリカリのトーストが美味しいサラダ。
シーフードスパゲッティ。
 

ステーキサンドイッチ。今まで私が食べてきたステーキサンドイッチというものは肉が噛みきれないものばかりでしたので、この柔らかさと美味さに感動。チェダーチーズ、タマネギにホームメイドのマヨネーズがうまい。。とナシゴレン。
 

午後のアフタヌーンカクテルではカクテルまたはモクテルとスナックが楽しめます。選べるスナック(1部屋1つ)はカスタムピザにしてみました。トッピングが4つ選べるので、ハム、マッシュルーム、アンチョビ、あと何だっけ?等を選択。プールとピザはどうしてこんなに良く合うの?
 
モクテルは、左バナナミルキーウェイ、バナナ、ミルク、アーモンドシロップ、右ヴァイスロイフィット、パイナップル、ウォーターメロン、グレープフルーツ、アップル。カクテルモクテルをビールに変更も可能です。
プールで得意の背泳ぎはしたものの、完璧に食べ過ぎな1日…。でもそんなの関係ね~ですね。

ホテルのメインプール。

大自然に溶け込んだ、森に吸い込まれそうなプール。

目線の真正面にはやしの木と雲。

プールバー。

ガーデンの美しいバレ。

浅い部分があると寛げるし安心でもある。

シャワー、天然の木と石。見えるもの全てが美しい。

ヴァイスロイのビーチベッドは頭の部分が枕になっているのが寝心地よしです。

図書館でDVDも借りてみる。いくつでもどうぞ。コンピューターも2台あり、無料で利用可能です。
 

1日はなんてあっという間に過ぎてしまうのでしょう。
どんどん真っ暗になっていくバリ島。
一般の家庭ではもう、火や電気は消さなければなりません。灯りが外に漏れないように布等はったり、蝋燭を用意します。灯りが漏れていると村の見回りの人に注意されることがあります。

ニュピだからレストランも気持ち照明を落としてニュピを感じましょう。
今日は昨日とは違うよりカスケードのメニューを楽しみます。

バラムンディ。魚料理がお好きでしたらこちら、超おススメです!皮を香ばしくパリパリに焼き上げたシーバス。
ポーク。アメリカ産のポークベリーは柔らかくて軽い。彩るソースは何ソース?美味。
 

カスケードは全てが美味しいのですが、最後はデザートで幸せの締めくくり…
特にチョコレートはシェフがベルギーの方だから?絶品です。
 

もう、ウブドの夜は真っ暗闇です。だから聞こえる音があり、だから見えるものがある、のですね。

写真に残すことは出来なかったのですが、夜空を見上げると360度に星がぎっしり。オリオン座の中に無数の星があったなんて知らなかったし、生まれて初めての蛍。ずっと見てみたかったから超感動。夜レストランにも来た、レストランからヴィラに歩いて帰る時、ヴィラで暗闇の森を見ている時、光っては消えて飛んで行くのが何回も。

空を見る時間、星を見る時間、川や滝の音を聞く時間、自然の匂いを感じる時間、なんてない毎日を過ごしてた。
ニュピという日に島は静寂に包まれて、空気は蘇り自然は生き返る。
街や車の灯りが消え音もないここでは、本当の夜空の色と無数に輝き続ける星が見えたのでした。

世界の中にこんな素晴らしい場所があるなんてね。。


やっぱりウブドに来て良かった。

暗闇へ熱く燃える火が昇り、光り輝く夜空を目にした聖なる夜。

それは永遠に忘れられない、ヴァイスロイがくれた平和で幸福な時間。

2018年、ニュピを体験しに来ませんか?自然の声、聞いてごらん…



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